ラリーモンゴリア2017ETAP2・ゾ―モット

5年振りに訪れたゾ―モットのビバーク、ここまで無事に辿り着いたことタフなマラソンディを走り切ったことの歓喜に浸りながらゴールCPから車両整備の場所までゆっくりとバイクを走らせる、先についていた仲間もガッツポーズや笑顔で迎えてくれる

Photo SSER(これは違うETAPでの写真ですが)

やがて十分にスペースのある場所にバイクを止めバイクから降りようと片足を上げたとたん「どーーーーーーーーーん」と腰のあたりに激痛がっ、バイクのシートの上に上半身を預ける、変な脂汗が出てきているのを感じながら気のせいだと自分に言い聞かせゆっくりと動き始めるがまるで腰のあたりに20キロくらいの重りをつけているように固く鈍い痛みが続く「やばいかも…」

昨年、椎間板ヘルニアを発症し一年近くかけて治療を続けてきた、腹筋こそできないが体幹トレーニングとジョギングの運動治療とトレーニング欠かさずに行ってきたが2日で1200キロのオフロードを走ることに体が悲鳴を上げたのだろう、メディカルキットに入れておいたヘルニアの痛み止め薬を飲み、二日間メンテナンスをしていなかったFE501の整備するためダッフルバッグを引き取りに行くとオフィシャルから2日前に出していたダッフルバッグはまだ届いていないという…しかもいつ届くかも不明

ということで車載工具でできる整備を施し

Photo SSER

SSERスタッフが提供してくれるケータリングの美味しいカレーをいただく

Photo SSER

やがて地平線に太陽が沈み周りからは発電機の音とここまでにダメージを受けた車両の整備の音が夜遅くまで続いた

Photo SSER

10時を過ぎたあたりだろうか地平線から地平線へそばかすのような星屑が瞬いている、天の川もくっきりとその姿を見せた

ダッフルバッグはまだ届かず

参加者の一人が「荷物も届かないし明日はキャンセルになるんじゃないか?」という話をしていた

これは2012年参戦した時に経験して学んだことだが できる事は出来るうちに準備をしておく。ということで最重要項目の「体を休ませる」を実行、目覚ましを5時にセットして腰痛軽減のストレッチをして体を横にした。5メートル先では発電機と車の整備の音が続いていたがスグに深い眠りについた

翌朝まだ日が昇る前に目を覚ましゆっくりと腰のストレッチ、痛み止めが切れているのか腰の痛みが酷い、重い体をお越しインフォメーションボードに向かう

レース中の順位や重要な通知はこのボードに掲示される

近くにいたスタッフからダッフルバッグ到着の知らせを聞くと同時にAM8:00通常通りにスタートをするということを聞いた「やっぱり…」ということでスペアパーツと着替えの入っているダッフルバッグを受け取り昨日できなかったエアクリーナーの交換等の作業を行う

ここまで1200キロ順調なFE501

やがて6時になりゾ―モットのビバークに朝日が差し込め

遠くでオートバイの走行音が聞こえる、そういえば昨夜まだゴールしていないライダーやドライバーがいると聞いた

朝日をバックに2台のバイクがETAP2をゴール、一人は日本人女性で初参加の齋木さんと昨日の朝SSスタート前に豪快にミスコースをしていったライダーだった、暗くなるとペースが落ち体力と気力を消耗し危険なためどこかでビバークして明るくなったと同時に走行したようだ

タフなラリーはETAP2まで消化した

ETAP3のスタートまであと2時間というところでスタートタイムが2時間ディレイというアナウンスがはいる

 

そしてこのラリー最大のミスを犯すETAP3が始まろうとしていた…

 

 

 

 

 

 

 

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