北海道4ディズ
今年も夢のような4日間が終わった
非情にも現実社会361ディズはスタートしている
今年は10周年に相応しい大会だったと思う
ルートも景色も
60台近い車両のうちほぼ半分はビッグオフロードバイクだった
北海道という土地がリエゾンも競技区間も含めてスケールの大きいルートがやはりビッグオフという車両にあっているのだろう、毎年その比率は増えている気がする
ルート、景色のすばらしさは期間中アップした写真が雄弁に語っていると思うので(笑)
競技としてのを心持をここでは少し文章にしたいと思う
北海道4ディズでは一日に1本ないし2本の競技区間が設けてある、それは10キロ以上続く林道だったり、オフロードコースだったり、毎年訪れる場所により変わるが基本的には北海道らしいフラットな高速ダートがメインだ
競技として「勝ち」を狙いに行くのならば軽量でハイパワーのエンデューロバイクが筆頭になるだろう、しかし4日間1500キロ近く移動するこのラリーという競技は耐久性はもちろんライダーに負担の少ないマシンというのもとても大事なポイントになってくる、高い速度での継続という意味でもだ
KTM690ED、950SE、Husqvarna701ED、FE501、BMWHP2、F800GS、などが主だが
R1200GSやアドベンチャー、KTM1190ADVや最新のホンダアフリカツインなんていうのも今年は多く参加していた
DAY1のリザルトやはりトップは中排気量のエンデューロバイクだがそれ以下は950SEやHP2、R1200GSなどのビッグオフロードがついている
この日は2本のSSで一本目が6キロ弱、2本目が10キロ越えの高速林道だった950SEを筆頭にその差1分以内のマシンが9台も犇めく激アツな展開のスタートだった
DAY2もやはりSS2本で10キロ5キロと高速林道が続くこの日も950SEを筆頭に1分差の中にビッグオフが6台が犇めいている
ここでわかるのはワンミスで大きく順位を落とす可能性があるということだ、ラリーの工程は長い故にベテランやエキスパートの方ほど前半は押さえて走っている方が多い、自分も気持ちの中では特に初日の競技区間では対向車の来ないツーリングの気持ちで走っていた、タイヤの空気圧はフロントは2.3キロリヤは2.1キロとほぼ規定値に近いまま
しかし、5位という上出来な好発進をしたレース二日目では短日8位と順位を落とす、もちろんミスはしないようにできる限り気を付けての走行で
DAY3このままではズルズルと順位を落とすだけと思い、気持ちを切り替える今度はレースモードで空気圧もこれまでリムうちを恐れて2キロ以下に空気をしたことがなかったがこの日から2キロ以下で競技区間を臨んだ、もちろんリムうちをしないようにルート上の変化には今まで以上に気を配って
すると短日で6位という順位に戻す
DAY4は前日のSSと同じルートと最後はオフロードコースということ加えて夜中から降り続いた雨で路面はスリップしやすくなっているということで、R1200GSでは初めてフロント1.7キロという空気圧で競技区間を走ったもちろん前日のルートでクレバスや轍はある程度頭に入っているのでその部分では慎重にルートを見つけてそれ以外では文字通り全開だ!高速コーナーから出口に向けてシフトアップしながらその時はアクセルカチッいうくらいまで開けっ放しのままシフトアップで4速へ、そのまま進入手前では減速し始めるが2キロ以下の空気圧にミシュランアナーキーワイルドの組み合わせで今までの感覚の遥か手前で減速は終わってしまい進入時にアクセル開けなおす始末…
それほどグリップが良いということなのですがこれ最強ですホント
しかし、競技区間しかもルートが頭に入っているという前提なので通常のツーリングでは2キロ以上空気を入れることを強くお勧めします
ということで前日と同じSSでは短日6位と面目を守れましたがオフロードパークでは私の実力がなく10位と順位を落とします
しかし前日までのマージンを生かし総合6位、インターナショナルクラス3位という結果でした1位と2位はKTM950スーパーエンデューロ、BMWHP2エンデューロというメガエンデューロバイクを考えれば本来ツーリングマシンであるR1200GSでは上出来の結果だったのではないでしょうか(自称ツーリングマシン部門1位ということでっ)
まあこうやって競技としても楽しめて
ツーリングとしてもこれ以上ないほど楽 しませてくれる北海道4ディズ
オフロードバイクに乗っているのならば是非一度経験してもらいたいと思う
一度経験したら絶対にまた来年も!ってなるから(笑)
4日間を通して芽生える仲間たちとの絆というものももれなくついてくるよ