FAcoat RALLY MONGOLIA2023 ETAP-3
ETAP-3 7 AUG. 2023 SAYNSHAND⇒SAYNSHAND
L:36.14km SS:241.00km L:24.92km TOTAL:302.06km
ルートインフォメーションより
ラリーモンゴリア3日目AM5:30朝日を見ようとゲルから出ると遠くからバイクのエンジン音
photo:s.ahikaga
昨夜戻ってきていなかった吉野さんはじめ数名のライダーとジムニーがビバークに到着
SSERのスタッフがミスコース等ではぐれてしまったライダーたちを集めコンボイで夜通し走行したそう
寝ずにライダーの帰りを待っていた初澤君も直ぐにスタートできるように整備を始める
AM6:00ランチパックを受け取りに行くとスタート時間2時間のディレイのインフォメーション
救済処置なのか寝ずに走行続けたライダーたちにとっては身体を休めるチャンス
自分はというと空いた時間でキャンプの周りに咲いている花を愛でる(笑
「この花は朝になると花弁が開くんだよ」っと
ジムニーで参加している若林さんと廣橋さん女性で参加のお二人も先ほどビバークに戻ってきたばかり
「寝なくていいんですか?」と尋ねたら
「今寝ちゃったら起きれないと思うからこのままスタートする」との応え
タフなお二方です
AM9:30ブリーフィング
1995年の第一回大会で多くのライダーを飲み込みリタイヤ者が続出した砂漠のルートを使う
しかし砂丘は移動し草原になっているとのこと
それでも油断はならないだろう
photo:S.ashikaga
AM10:00
すでに熱いこの日もループで同じビバークに戻ってくるためジャケットを脱いでジャージでライディングすることにする
広島にあるバイクショップMOTOWORKSの麻生社長
今回も沢山の助言をいただきました尊敬する大先輩
この日はビバークからSSスタート地点までは36キロターゲットタイムは2時間
主催者から「せっかく来たので観光しなさい」という指示なのか?
ハマリーン僧院を訪れる
世界有数のパワースポットらしく地球のエネルギーを頂ける観光地のようで皆が赤い石の上で寝そべっていた
自分も倣ってアーシング
12:20
本日はSSはひとつ
ということで元気にスタート
序盤は固い路面が続き前方には1分前にスタートした車の埃が見える
54キロのコマ図にはSAND!の表記、膝丈ほどの草が生える草原に二本の砂の轍、砂は柔らかく前走車の轍が深く残っておりアクセルを戻すとハンドルを取られやすい
ギアを一速落としてアクセルを開け続けコーナーでは外のバンクにリヤタイヤを当てながらのライディング気分はサンダーランド
「ふおーっ」
サンドも終わり緩い丘に登り始めたところで写真を撮ろうと停車すると豪快に4輪が追い越していった一面埃まみれ
狭いピストだったため追い越すことが困難だったんだろう…
そこからもひたすら地平線のピストに向かって走行を続ける
やがて草木は少なくなり枯れ川や砂っぽい大地を走行
166キロ地点大きく左へカップチェンジするピスト
そこにはルートを外れまっすぐに走行する轍が多数
コマ図通りの轍は二輪のもの一本のみ!
みんなモンゴルの大地を満喫しているんだな(笑)
その後もオンルートでラリーを続ける今日は地平線を多く望むことのできるルート
ライディングがスピード感覚がモンゴルの大地に馴染んできていることを感じた
16:00
ビバークへゴール
予定通りタイヤとオイル交換
船積み前にミシュランビブムースにデザートレースを装着したホイールを入れ替え
オイルとエアクリーナーついでにスパークプラグも交換、
後半戦もトラブルなく走行できるように各部チェック
最後にラリーメータの動作を確認をして作業終了
隣では初澤君が#19のマシンを整備
西の空に太陽が沈む
食堂で夕食を済ませ
21:00
メカニックたちが各々参加者のマシンを整備している
今日は多くのライダーが既にビバークへ戻ってきているようだ
サインシャンドのビバーク最後の夜
周りを散歩しているとヘリコプターの先から天の川がくっきりと見える
iphoneナイトモードを使用して撮影
ずっと夜空をみていると手を伸ばせば星が掴めそうな感覚になる
ゲルに戻りベッドでストレッチ
身体もナビもモンゴルに慣れ始めるのを感じる
緊張もほぐれてきたのかお尻は痛いが(お尻の皮が剥けました)疲労感は軽減されていることを感じる
明日は650キロ北西へ大きく移動する一日
どんな景色に出会えるのだろう
不安や緊張はあるがラリーの行程を楽しみはじめたことを感じる