北海道4DAYS

今日から7月ですね

7月というのは特別な月、大好きな夏がいよいよ始まるということもそうですが2009年から参戦しているクロスカントリーラリー競技が開催されるのも7月だから、去年はヘルニアの症状が酷くバイクに乗ることもできなかったので不参加でしたが二年ぶりに参加する

ということでっ、いよいよ2週間後に迫ったクロスカントリーラリーHokkaido4DAYS2016

今年は10周年記念大会となる

当社からは10名エントリー!

10周年に10名なんかうれしいね

PC内フォルダの整理をしていたら過去にBIGTANKMAGAZINEに寄稿した北海道4DAYSの記事を見つけた、ずいぶん前のモノのようだが旬なので掲載してみます

 

 

 

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「旅して競って笑う4日間」

 

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自分が初めて北海道4DAYSに参加したのは2009年三上編集長、エンデューロライダーの池田兄弟とチームフリーライドマガジンとしてBMW F800GSで参戦した時

それから2013年まで5年連続で出場している(もちろん今年も参戦します)

本州ではおおよそ経験できないようなどこまでも続くまっすぐな道

リヤタイヤをスライドさせながら駆け抜けていくフラットダート

初めての競技区間、真っ暗闇な当麻の森の中をビビりながら走り抜けた夜

対向車を気にすることなく突っ込んで出口めがけてアクセル全開のSS林道

移動区間の夕張で食べたメロン、セイコマートのから揚げ、おにぎり、ケータリングの暖かい食事、ゴール後のビール、初めての北海道、初めてのクロスカントリー競技

「なんでオフロードバイクに乗っていたのに今までこれを経験してこなかったのだろう」

本気でそう思いました。

それを取り返すつもりで毎年参加しているのですけど(笑)

ライダーならばただ走るだけでも楽しい北海道を春木編集長はじめとする地元のモーターサイクリストの方々が厳選したスペシャルなルートを4日間で1600キロ走ることができる

本当に最高ですよ

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しかも競技区間の林道では全開

普段の林道ツーリングなどでは対向車など(まあ林道でも一般道ですから)交通法規に従い走行することが義務付けられているが基本この競技区間では林道をクローズして出入口スタッフが待機しているため思い切り愛車で飛ばすことができる

北海道の大地でだ

だけどそれはただ競技としてだけでなく、4日間を通して宿泊はキャンプであるということ、長い日は一日500キロを超える行程を林道も含め移動する

まさに旅だ

そこがこの北海道4DAYSの楽しいところであり魅力的なところなのだと思う

オフロードバイクに乗っていて林道ツーリング、キャンプが好きならば絶対に一度経験してもらいたいきっと「なんでオフロードバイク乗っていたのに…」ってなるはずだから(笑)

 

春木さんからいくつか課題をいただいているのでお答えさせてもらいます

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初参加から今まで出場し続けているわけ:

それは上にも書いてあるけど本当にルートが行程が北海道が最高で毎年オフロードライダーとして楽しみにしているということが大きな理由だが

出場し続けていると1年目に知り合ったライダーが2年目に顔なじみになって3年目には友人になって4年目には昔からの友人のように…毎年その仲間が増えていく、中には1年に1度このイベントでしか会えないライダーもいるがその仲間と会うことが楽しみになっている

1日雨でずぶぬれになりビバークにたどり着き、テントを広げてカッパを着たままの夕食、一人でそんなツーリングをしたらみじめな一日の終わりだけど同じルートを環境を経験したライダー同志での夕食はそのことすら酒のつまみになる

ツーリングで途中雨が降ってきてパンツまでびちょ濡れになって走っている最中は「なんで俺こんなことをしているのだろう」って思うのだけど後に一番思い出に残っているみたいな、そんな経験を皆で共有できるのだよ、しなくていいか(汗)

そして気づくと楽しいことだけが頭に体に残っていて、「また来年も行こう」となってしまう

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今後北海道4DAYSがこうなってほしいという期待:

今のままでも十分に素晴らしい大会だと思うし今後も北海道の大地をまだ見ぬルートをたくさん見せてもらいたいと思う

あえて要望上げるとすれば、毎年ビバークは素晴らしい景観のキャンプ場や温泉施設のあるキャンプ場で最高なのですが近隣のバンガローや宿も使用できるようなプランもあると荷物も減らせていいな~もちろんこれまで通りのキャンプがスタンダード、コテージはエクストラでいいので、どすか?競技委員長(笑)

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参加を考えているライダーへ:

北海道を走ったことのないライダーも毎年、北海道にツーリングに行っているホッカイダーもきっと今まで見たことのない素晴らしい景色を見ること経験もできると思う、地元の参加者でさえ「北海道でこんな素晴らしいルートがあったのか!」と言うくらいだしね

きっと興味ある方でもクロスカントリー競技というものに出たことがなく参加をためらう方も多いと思うが、ライディングスキルの部分ではご自身のバイクで林道ソロツーリングできれば十分に楽しむことができると思うし、最近ではTDRやDOOR OF ADVENTURE、BMW Motorradが主催するGS TROPHY JAPANといったツーリングラリー(タイムを競う競技ではない)いずれも2日間で行われているのでそちらを経験してからでもOK。

マシンはご自身がお持ちの公道走行可能なモデルがあればそれで十分、本気で上位を狙うなら軽量エンデューロマシンや中排気量のオフロード車が競技区間の林道やクローズドコース、時にシングルトラックの獣道などでは有利だろう

しかし1日500キロを超える移動や広大な北海道の大地を雨の中をも快適に楽しんで走るにはBMWのGSモデルなど大排気量アドベンチャーモデルが本当に最高

実際に参加者の半数以上はKTMのアドベンチャーモデル中排気量のエンデューロBMWのGSモデルだ

BMWのショップを経営しているからではないですが(いやそうかな?)

「なぜGSで北海道4DAYS出ないんだろう?」って思いますもんね(笑)

それはやはり自分の中で冒険や旅という要素が強く占めているからかもしれない

そもそもツーリングマシンで北海道の大地を旅しているのだから(そりゃ楽しいわな)だけど競技でもある、ビバークではその日の順位が張り出される、いたって真剣に攻めるのだ。

恒例になっている日高や当麻の超ハイスピードSSでは今まで林道で出したことのない経験したことのないスピードを体験できるだろう、しかもそれが10キロとか20キロとか続く、アドレナリン放出しまくりだよ!

きっと参加者ひとりひとりが何を感じどう経験をしたいのかによってマシンも準備も変わってくるものだと思うけど、まずは経験してみよう。

少し古いトレール車だってかまわない、オフロードほとんど走ったことのないアドベンチャーモデルだって、自分が大好きだと思うモーターサイクルで最高の4日間を経験してもらいたい。

「あ~オフロードバイク乗っていて本当に良かった」ってきっと思うから

自分がそう思ったように…

 

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