ラリーモンゴリア2017 ETAP1
AM6:00まだうす暗いチンギスハーンホテルのロビー、ビバークへ送るためのバッグをX-1トラックに預ける、次にこのバックを開けるのは2日後1200キロ先のゾ―モットだ
Photo SSER
グランドスタート前に参加のライダー、ドライバー全員で記念撮影
Photo SSER
チンギスハーンホテルよりスタート
2台ずつゼッケン順に一分間隔でスタートしていく
慣れない右側通行のウランバートル市内を抜け舗装された一本道を50キロほど進む
一時間ほどで最初のSS(スペシャルステージ)スタートにたどり着いた
285.94KMの競技区間、緊張の時間
ゼッケン1がスタートに並ぶ時刻になり主催者よりSS1がキャンセルになると伝えられる
「ズコ―――ッ」と心の中 で大きく叫ぶ(苦笑)
SSのルート上で家畜の伝染病が発生しエリアに進入できないとのこと、200キロ先のSS2までは全てリエゾンで移動
その移動区間中、これから始まる4000キロ8日間のラリーにおいて自分に課した課題を何度も確認する
それは以下の3つ
・3日目までは出せても最高速度110キロ以上出さない
・競技区間でも気持ちが乗ってきたら、素敵な景色に遭遇したら停まって写真を撮る
・常にバイクと対話をする
だ
2時間半ほどかけてリエゾンを走り切る
そして緊張のSS2のスタート
251KMのスペシャルステージは素晴らしいルートでした
前半はR1200GSだったら時速200キロは出せちゃいそうな高速ダート
FE501で100キロを超える速度で走っていても周りの景色が変わらないため50キロくらいで走っているような感覚になっていきます、だんだんと気持ち良くなってきてもう少し速度あげちゃおうかと悪魔の誘惑が囁くころに停まって写真を撮る
Photo SSER
やがて砂の多いエリアに入ってくると同時に気温も上昇してくることが分かる、走っていても熱風がラリースーツの中を通り抜ける、「こんなあついならラリースーツ脱ぎ捨ててジャージで走りたい!」と心で叫ぶそして停まる写真を撮る
速度の上がらない枯れ川や深く赤い砂、体力を奪られる道が続く
その深い砂で転倒したライダーが脇道にバイクを止めていた、声をかけると怪我はないようだ
無理をせずに安全マージンを取って走行しようと再度心がける
SSゴールにたどり着く
※写真はイメージです
250キロ荒野のようなピストを走り切った目の前に夢の世界に紛れ込んでしまったのではないだろうか?と思うような巨大な遊園地(公園)が聳え建っていた、うっすらと西日が差して幻想的?というよりはちょっと怖くなるような風景だった
そこから遊園地のある街で給油をして今日のビバークまで移動
Photo SSER
ビバークのあるダルンザドガドのツーリストキャンプ
(信じられないくらい星がきれいな場所だったな~)
ETAP1ゴール
マラソンステージのためゴール後直ちにパルクフェルメ(車両保管場)にマシンを入れることになっている、この写真はゴール直前宿泊するゲル(遊牧民テント)へもっていく荷物を降ろしているところ
いよいよ始まったラリーへの喜びと興奮と不安が入り混じる
さあ明日はゾ―モットだ