
HORIZON・誰も知らない世界記録
日本テレビの11PMやFUJIテレビなるほど・ザワールドなどを手掛けたディレクターでありラリーストの石原考仁さんによる冒険記
第1章の「サハラ」では参戦車のウニモグのミッションが壊れラリーを離れてから帰還するまでの冒険が描かれ
第2章はSUBARUの軽自動車VIVIOでパリ北京出場までが描かれている、スバルの会議室に石原さんが一人で乗り込み役員を前に説得する場面はまるで池井戸潤の小説を読んでいるよう
そして第3章はそのパリ北京ラリー次々に襲い掛かる困難やトラブルを当事者目線で時にディレクター目線で語っている、作中で最後のステージに入ったあたりでは自分が参戦していたかのようにラリー最終日のような寂しい気持ちになった
ラリーに興味ある方はもちろん冒険記等好きな方は是非手に取ってほしい
これがフィクションじゃないなんて!
ロマンを感じる物語だ
ちょうど正月明けに読んだテリー・サビーネの遺言と合わせて読むと(石原さんの名前も作中に出てくる)
冒険と呼ばれていた時代のダカールを感じることができる
「RALLY」っていいな~